徐行運転の東北新幹線 5月13日から通常ダイヤ 地震から2か月ぶり GWは臨時列車を運転

JR東日本は、福島県沖地震の影響により一部区間で徐行運転を行っている東北新幹線について、2022年5月13日(金)から通常ダイヤでの運転を再開します。

東北新幹線E5系(silver_photoac/写真AC)
東北新幹線E5系(silver_photoac/写真AC)

2022年3月16日(水)に発生した地震により大きな被害を受けた東北新幹線ですが、2022年4月14日(木)から全線での運転を再開しました。現在は郡山駅〜一ノ関駅間で徐行を行う臨時ダイヤで運転していますが、同区間の復旧作業と安全確保の見通しが立ったとのことです。

臨時ダイヤは5月10日(火)まで継続すると告知されていましたが、通常ダイヤ再開前日の5月12日(木)まで期間が延長されます。徐行運転区間を通過する場合は所要時間が通常より多くかかるほか、最終列車の始発駅発車時刻の繰り上げも行われています(臨時ダイヤ実施中の主な最終列車の時刻は下表を参照)。また、ゴールデンウィークも臨時ダイヤ期間中ですが、東北・山形・秋田新幹線では臨時列車の運転が計画されてます。

通常ダイヤへの復帰後も福島駅〜白石蔵王駅間の脱線現場付近では調査が引き続き行われ、完了するまでは通常より速度を落としての運転が行われます。これによる到着時刻の変更は発生しないとのことです。

【時刻表で解説】JR東日本 福島県沖地震の影響による東北新幹線等の運行状況

東北・山形・秋田・北海道新幹線の指定席については、運転日に応じて2022年4月21日(木)から順次発売が開始されます(詳細は上表を参照)。また、東北・北海道新幹線の8号車「新幹線オフィス車両」については地震発生以降は休止されていましたが、通常ダイヤとなる5月13日(金)からサービスが再開されます。